校長先生の部屋
更新日 令和7年4月8日
校長のあいさつ
学校長の力石 裕司(ちからいし ゆうじ)と申します。私は平成14年度より11年間、教員として本校に勤務し、多くの経験を通し、教師として成長させていただきました。その鶴が台中学校に昨年度学校長として戻ってこられたことに大きな喜びを感じ、昨年度一年間は、全ての台中生の「心の笑顔」と「成長」の実現のため、教職員とともに様々な取組をしてきました。今年度も引き続き学校長として、保護者の皆様のご理解、地域の皆様のご協力を賜りながら、教職員が「チーム」として教育活動の充実に努めてまいります。
学校教育が未来を担う子どもたちの育成を目指す以上、いつの時代にも大きな課題があります。その課題解決に向けては、教職員と家庭、地域が同じゴールに向かって協同していく必要があります。保護者や地域の皆様には、これまでも、本校の教育活動への多大なるご理解・ご協力をいただいているところですが、今後も引き続き、全ての台中生の「心の笑顔」と「成長」のため、お力添えいただければ幸いです。
4月7日には、始業式、及び入学式をとりおこなうことができました。コロナ禍が終わり、入学式にはご来賓の皆様にもご臨席賜り、新入生の新たなスタートを見届けていただくことができ、感謝しています。令和7年度は、3年生144名、2年生139名、1年生146名の全校生徒429名、14学級でスタートいたしました。入学式では、次のような話をしました。
中学校は、大人になるために一歩ずつ「成長」を積み重ねる場所です。鶴が台中学校のスローガンは、「全ての台中生の『心の笑顔』と『成長』のために」です。学校生活は、決して楽しいことばかりではなく、悩んだり、不安が強くなったり、怒ったり、悲しんだり・・・いつでも笑顔でいられるとは限りません。いろいろな経験の中で様々な感情が生まれ、それが表情に出てしまうこともあります。そのような感情を全て隠して、いつも無理して笑顔でいる必要はありません。辛いときは「辛い」と、苦しいときは「苦しい」と、周囲に伝えてください。どんなに苦しい場面で、笑顔になれなくても、その気持ちを伝えられる相手がいることで、「わかってもらえている」という安心感が生まれ、「心の中」の「笑顔」はなくなりません。どんな時でも、自分自身の「心の笑顔」だけは忘れないように、周りの人たちの「心の笑顔」を奪わないように、生活していってほしいという意味です。
このスローガンは先生たちだけのスローガンではなく、生徒の皆さん、保護者、地域の方々など、鶴が台中に関わる全ての人たちのスローガンです。台中に関わる全ての人たちが、同じ思いをもって、一人一人の台中生の『心の笑顔』を守り、全員が未来に向かって一歩ずつ『成長』していかれるような学校にするという決意の言葉です。今日から始まるこの一年間、自分と、そして周囲の人たち全ての『心の笑顔』を守れるよう、様々な場面で意識して行動してほしいと思います。
この体育館の正面の窓に掲げられている『感動・勇気・感謝・希望』という4つの言葉に気づきましたか。今日は、この4つの言葉を使って、この一年間、全ての台中生の『心の笑顔』と『成長』のために、皆さんにお願いしたいことを伝えます。
【感動】授業、行事、仲間との毎日の関りの中で、学びや様々な経験に価値を見つけ、その新たな気づきや発見に「感動」する心をもってください。どんな些細なことにも価値を見出し、感動できる人は、感性豊かな人になります。
【勇気】辛いときや苦しいときは、助けてほしいと言える「勇気」、誰かが間違った行動をしているときは、「ダメ」だと言える「勇気」をもってください。一歩踏み出す小さな「勇気」の積み重ねは、人を強くします。
【感謝】日々の当たり前と思えることに「感謝」の気持ちを抱き、それを言葉や態度に表してください。「感謝」の気持ちを表せる人の周りには、優しい気持ちをもった仲間が集まります。
【希望】中学校は、未来に向けて夢を見つけるところです。将来への「希望」をもって、一つ一つの目標に向かって日々を過ごしてください。「希望」をもって前に進もうとする人は、周囲を明るく照らします。
「感動」「勇気」「感謝」「希望」、時々この4つを意識しながら、この台中で素晴らしい毎日を送ってほしいと思います。新入生の皆さんの後ろ、左側、そして右側を見てください。入学式の今の形は、皆さんがこれから歩んでいく3年間を表しています。皆さんの後ろにいる保護者の方々は、この先、皆さんがこの台中で経験する楽しさを一緒に歓び、悲しいときは寄り添い、いつも皆さんを後ろから支えてくれる存在です。左側にいる地域の方々は、皆さんの成長を願って、地域で温かく見守ってくれるとともに、皆さんのために、台中の様々な教育活動を全力で応援してくれます。右側にいる鶴が台中学校の先生方は、皆さん一人一人の将来の幸せと、それに向かって成長していくことを本気で願っている大人です。そして、この、家族、地域、先生方に見守られながら、皆さんの正面に、一人一人が自由に決められる、進むべき目標、歩んでいきたい道を見つけてください。私を含めて、鶴が台中の先生方は、今日、皆さんに会えることを待ち望んでいました。皆さんの「笑顔」に会いたくて、一生懸命準備をしてきました。何も心配する必要はありません。この鶴が台中学校で、たくさんのことにチャレンジし、先生たちと仲間とともに、素晴らしい3年間を送ってください。私は、いつも、新入生の皆さんに「おめでとう」という言葉はかけません。もちろん、皆さんの入学を歓迎し、祝う気持ちはあります。しかし、それよりも、皆さんが今日、鶴が台中に入学してくれたこと、そして、私たち教職員と出会ってくれたことへの感謝の気持ちの方が強いからです。ですので、おめでとうの代わりに、伝えます。「鶴が台中学校に入学してくれて “ありがとう”、そしてここで私たちと出会ってくれて“ありがとう”」一緒に素敵な学校生活を創っていきましょう。
保護者の皆様にも、お子様のご入学に際し、「おめでとうございます」ではなく、感謝の気持ちをお伝えさせていただきます。大切なお子様を本校に入学させていただき、私たち、教職員と出会わせていただきまして、「ありがとうございます」。私たちと保護者の皆様は、子どもたちの健やかな成長という共通の目標をもった「パートナー」です。3年間、教職員がチームとなり、子どもたちの「心の笑顔」と「成長」のため、全力を尽くしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
鶴が台中学校長 力石 裕司
学校教育目標
- 心もからだも健やかな人になる。
- 自ら学び、自ら考え、的確に表現できる人になる。
- 豊かな人間性を持った人になる。
令和7年度スローガン
全ての台中生の「心の笑顔」と「成長」のために
教職員も生徒も、一人一人の生徒の「心の笑顔」と「成長」に向けて、互いに思いやり、相手に寄り添い、行動することを心がけ、自分自身を大切にするとともに、認め合い、互いを尊重し、協力し合うことができる集団(「チーム台中」)を目指す。
目指す学校像
〇温かな雰囲気の中、生徒・教職員が安全・安心に生き生きと生活できる学校
〇互いの違いを尊重し、認め合い、高め合う、人権を大切にすることができる学校
〇認め合う言葉を大切にし、「協働的に深めたい」という思いを育て、聴く力をのばす学校
〇学校運営協議会とともに、地域に支えられ、地域に貢献する、地域とともにある学校
〇全教職員が一体となって生徒を育てる学校
目指す生徒像
〇自ら積極的にあいさつができ、感謝の気持ちを表現できる生徒
〇互いの違いを尊重し、認め合い、高め合うことができる生徒
〇高い人権感覚を備え、自他の生命や存在を尊重することができる生徒
〇将来の自己実現を意識し、何事にも主体的に取り組む生徒
〇自ら考え、判断し、相手の思いや考えに寄り添うことができる生徒
目指す教師像
〇全ての生徒の「心の笑顔」と「成長」を目指し、一人一人に寄り添う教師
〇よりよい授業づくりを目指して常に向上心をもち続ける教師
〇保護者や地域のニースに柔軟に対応し、応えようとする教師
〇常にチームの一員であることを意識し、行動する教師
〇教育者としての責務を自覚し、成長し続けようとする教師
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