校長先生の部屋

校長のあいさつ

校長 阿部 康裕

 こんにちは。小出小学校の校長を務めさせていただく阿部康裕(あべやすひろ)です。小出小学校に着任して6年目、校長としては3年目となりました。どうぞよろしくお願いいたします。
 さて、令和4年度が始まりました。今年度は56名の新一年生を迎え、全校児童345名でのスタートとなります。
 新型コロナウイルス感染防止に努めなければならない状況ではありますが、子どもたち一人一人の成長を願い、全職員がチームとして頑張っていきたいと思います。「地域と共に育つ、輝く小出の子」という本校の教育理念のもと、すべての教育活動を通し、全校児童の指導に努めてまいりたいと思います。

 4月5日の始業式では、子どもたちに次のような話をしました。 

 今日から新学期が始まりました。皆さんは一学年ずつ、進級しました。「進級、おめでとうございます」。

 新しい学年の生活がスタートしますが、今年度は、どんなことを頑張るのか、是非、決めて、目標を立ててください。そして、その目標に向かって、一生懸命取り組むことで、力をどんどん伸ばしていってほしいと思います。

 その目標を立てるために参考にしてほしいのが、修了式の日にもお話しましたが、小出小学校の学校教育目標です。もう4つ覚えましたか?

「しっかり学ぶ子」「助け合う子」「進んで働く子」「健康で元気な子」

この4つの目標を実現するために、みなさんに3つお願いをします。

 まずは「挨拶ができる人」になってください。皆さんは、家族や友達、先生、周りの人と一緒に生活をしています。生活をする中で、周りの人との関係をつくる方法として、挨拶があります。挨拶はお話をする始まりですから、自分から進んで、「おはようございます」「こんにちは」「さようなら」と挨拶ができるようになってください。

2つ目は、「人の話をしっかり聞く」ことです。今、校長先生の話を聴いています。授業では、先生や友だちの話を聞きます。話を聞くと、相手が何を考えているか、何を思っているかがわかります。また、自分の考えと違う意見を聞いて、自分の考えが広がったり、深まったりして、自分の成長につながります。是非、相手の話を最後までしっかり聞けるようになりましょう。

3つ目に、「相手を思いやる心」を大切にしてください。ここにいる皆さん一人一人が、みんな、誰かの大切な人です。家族や友達、先生たちから愛されています。大切な一人なのです。ですから、自分を大切にしてほしいですし、自分の周りにいる人、自分の目の前にいる人を大切にしてください。毎日の生活の中で、「自分がされていやなことは人にしない」ということをしっかり守って、「相手を思いやる心」を大切にしてほしいと思います。

 さて、新型コロナウイルスが世界中で広がってしまってから、もう2年以上たちますが、皆さんも知っている通り、なかなか良くなっていきません。今年度もいろいろなことに我慢しながらの生活にはなると思います。昨年度、みんなが頑張ってくれたおかげで、学校では、いわゆるクラスターという、何人もがコロナに感染してしまうということがありませんでした。今年度はコロナも気を付けながらも、やれることはできるだけやっていこうと思います。そのためには、絶対やらなければならないこと、つまり、ふだんからマスクをするようにし、特にしゃべるときや声を出すときは、かならずマスクをするようにしてください。また、手洗いをすることや3密を避ける、つまり窓を開けずに部屋の中で長い時間過ごしたり、たくさんの人数で過ごしたり、他の人とくっついて遊んだりすることはしないでくださいね。

 また、いつも言っていますが、新型コロナウイルスにかかりたくてかかる人はいません。もし、身近な人で、ウイルスにかかったかもしれないということで、他の人と離れて生活している人や、かかってしまった人がいたら、早く治るように応援してください。決して、その人たちをからかったりいじめたりしてはいけません。一番つらい思いをしているのは、かかってしまった人やかかったかもしれないと他の人と離れて生活している人、それとその家族の人たちです。そういう人たちの身になって考え、思いやりの心を大切にしてください。

 校長先生は、皆さんが、そして先生達も、気持ちよく過ごせる小出小学校を創っていきたいと思っています。

令和4年4月28日(木曜日)

 令和4年度の生活がスタートして1か月が過ぎようとしています。新しい学級、新しい学級担任や教科担当での授業も始まりました。休み時間には高学年のお兄さん・お姉さんたちが、1年生の遊びの手助けをする姿も見られます。
 PTAの各委員会も新年度のスタートをしていただきました。委員長等の役員を引き受けていただいた皆様、ありがとうございます。1年間どうぞよろしくお願いいたします。
 4月13日(水曜日)の懇談会は、残念ながら中止とさせていただきました。各学年・学級から出されるプリントをお読みください。5月17日(火曜日)に予定していました学校説明会も、体育館に大勢の方に入っていただくことがまだできませんので、懇談会と同じく書面開催とさせていただきます。年度初めに保護者の皆さんにご来校していただけないのはとても残念です。6月4日(土曜日)の運動会は、昨年度と同じように行う予定ですので、そこで子どもたちの学校での様子を見ていただきたいと思います。
 4月21日(木曜日)からは、家庭訪問を行いました。今年度は地域別家庭訪問という形をとらせていただきましたが、お忙しいところご協力をいただきありがとうございました。保護者の皆様と直接お会いして子どもたちのことを話し、理解を深める機会をいただき感謝いたします。
 今後とも、「子どもたちのために」学校と家庭が連携してまいりたいと思います。何かご心配なことがありましたら、担任までお知らせください。

 今年度も、小出の里だよりでは、学校・学年の教育活動をお知らせしていきたいと思います。

令和4年5月31日(火曜日)

令和4年5月31日(火曜日)

 6月4日(土曜日)は運動会です。「勝っても負けてもゴールは笑顔で」という今年度のスローガンのように、子どもたちの笑顔がたくさん見られることを楽しみにしています。
 運動会は、学校での子どもたちの様子を見ていただく貴重な機会となります。参観については1家庭2名までとなりますが、学年・ブロック・係等それぞれの場面で、子どもたちの様子を見ていただき、親戚や地域の皆さんに伝えていただければ、と思います。

 学校では、今年度も暑さ指数計を設置するなど、熱中症対策を始めました。登下校時の対応を含めた詳しい熱中症対策につきましては、7月初めの学校だよりでお知らせします。

 土曜日にも関わらず、時節柄か、険しい表情で改札口を出てくる人が多い茅ヶ崎駅のラスカ前。しかし、ほとんどの人がピアノの音色を耳にし、表情を緩めます。ショパン、ベートーベン、ガーシュイン、クイーン、ポールモーリア、YOASOBI・・・そしてもちろんサザンも。曲が聞こえてくると、思わず「あ、この曲、〇〇ですね」と横を歩く人に話しかけている人もいました。
 4月23日(土曜日)。前日に引き続き茅ヶ崎駅改札前のラスカ入口で行われた駅ピアノは、朝10時から夜の8時前まで、弾く人が途絶えることなく、一時は40分待ちの状態になりました。
 70年前、小出村の人たちが協力して、サツマイモを売ってお金を出し合い買ったピアノ。音楽の授業で大活躍した後、しばらく倉庫に眠っていましたが、数年前に校長室に移し、再び地域のみなさんによる寄付金で、3年前に修復されました。さらに地域の人たちの力によって「駅ピアノ」というイベントになりました。
 「すてきな音ですね。幸せな気分になれました。」「歴史とストーリーのあるピアノで、弾けてうれしかったです。一期一会の出会いをありがとうございました。」「小出小の生徒さんからこのピアノの話を聞き伺いました。とても弾きやすいピアノで、これからもしっかり残していただけたら嬉しいです。」との感想を話しかけていただいたり、ノートに書いていただいたりしました。小出小の子どもたちも弾いていました。ふだん校長室で見かけているピアノですが、あまりの雰囲気の違いに戸惑っていましたが、素敵な演奏をしてくれました。また、部活の試合帰りの中学生が通りかかってしばらく聞き入っていたり、また「やっと部活終わったんだ」と言いながら終了間際にかけつけたりする中学生もいました。以前、小出小の教員だった人たちや卒業生の人たちも楽しんでいました。また、「ここが最後尾です」とプラカードを持って手伝ってくれた6年生は、「どんなピアノなんですか?」と聞かれると丁寧に説明していました。
 いろいろきついことがたくさんある昨今ですが、音楽が少しの間でも人を幸せな気持ちにする力があることを実感させられたイベントになり、小出小学校の一員としてこのピアノに関わっていることを誇らしく思えた日になりました。
(上の写真は、イベント当日の朝、子どもたちに見送られてピアノが学校を出発するときのもの、下の写真は、茅ヶ崎駅ラスカ前でのようすです。)

令和4年6月30日(木曜日)

 6月4日(土曜日)の運動会には、多数の保護者の方のご参観をいただき、ありがとうございました。おかげさまで、子どもたちが練習の成果を思う存分発揮することができて、すばらしい運動会となりました。祖父母のみなさんや地域の方々に見ていただけなかったのは、本当に残念でした。ご家庭や地域で、「運動会どうだった?」「どんなことやったの?」など子どもたちに聞いてみてください。

 校庭の北側にヤマモモが実り始めました。朝、見回りで歩いている時に取って食べると、口の中が甘酸っぱさに満たされ、元気になった感じになります。さっそく1年生が木登りをして取っているとのことです。今年度は、ビワがあまり実らず少し寂しい思いをしたのですが、ヤマモモは例年と同じように楽しませてもらえそうです。

 6月16日(木曜日)~20日(月曜日)の授業参観・懇談会では、多数の方にご来校いただき、ありがとうございました。各ご家庭おひとりだけ、しかも廊下からの参観ということで、なかなか以前と同じように、というわけにはまだいきませんが、学校での子どもたちの様子を見ていただけたと思います。

 7月11日(月曜日)からは個別懇談を行います。子どもたちの状況についてご家庭と学校で共有して、子どもたちのよりよい成長につなげていければと思います。よろしくお願いいたします。

 7月1日(金曜日)から、3年ぶりにプールでの授業を再開します。今年度は、回数を減らし、各学年着衣泳を中心に行います。1~3年生は、初めての学校でのプールを使った授業となります。安全に十分気を付けながら実施していきたいと思います。

 先月の学校だよりでお伝えした今年度の熱中症対策についての学校だよりは、予想以上に梅雨明けが早かったので、昨日、「学校だより臨時号」として配付させていただきました。内容のご確認をお願いします。

令和4年7月20日(水曜日)

 朝、先月ヤマモモが取れた校庭の北側の木のところに、一人で木の中を見上げたり、幹を蹴ってみたりしている子がいました。「昨日は2匹いたんだよ。オスとメス・・・・木を蹴っ飛ばしても落ちてこなかったんだけど、木に登ったら、落ちてきたから捕まえたんだ。友達と1匹ずつ・・・。今日はいないみたい」
 その日は少し天気が悪かったため、クワガタ採りをしているのは、その子だけでした。本格的なクワガタ採りには少し早そうですが、それでも、子どもたちは数匹捕まえて、教室などで飼っているみたいです。

 11日(月曜日)からの個別懇談は、お忙しい中ご来校いただき、ありがとうございました。おかげさまで、保護者の皆さんと各担任とで、それぞれのお子さんについて、じっくりお話することができました。ただ、時間がそれで十分というわけではもちろんありませんので、今後とも適宜情報交換をしながら、子どもたちの成長を連携して支えていければと思います。

 今年は例年になく早い梅雨明けで、6月末、予定より少し早く熱中症対策をスタートさせました。暑さ指数計をチェックし、屋外での遊びや体育の授業内容を制限したり、校外学習を中止にしたりするなどの対策を行いながらの学校生活となっています。荷物の軽減化などのご協力のおかげで、登下校を含めて、子どもたちは無事に学校生活を送ることができ、夏休みを迎えることができそうです。

 本日の朝会では、長い休みの中で目標を立てて取り組むことについて話をしようと思います。その中で、昨年度の作品について触れながら、小出地区のことや小出小創立150周年に関係することなどを調べるのもいいのでは、という話をしてみます。また、安全に過ごすために、コロナや熱中症に気をつけること、自転車の乗り方や交通ルールを守ること、行き先や帰宅時間を伝えることなどの大切さなどを伝えます。
 児童指導担当からは、不安なことや心配なことがあったら、周りの人に相談しましょう、という話をします。保護者・地域の皆様も、子どもたちが気軽に相談できる雰囲気づくりに努めていただき、気になることなどありましたら、学校にご連絡いただければと思います。また、学校から各相談機関についての案内を配付しましたが、そちらもご活用いただければと思います。

 夏休み明けの登校は、8月31日(水曜日)です。家庭や地域でたくさんのことを学び、ひとまわり大きく成長して学校に戻ってきてくることを楽しみにしています。

令和4年8月31日(水曜日)

 41日間の夏休みが終わり、今日から前期後半が始まり、子どもたちの笑顔と元気な声が学校に戻ってきました。保護者や地域の皆様には、夏休み中、色々な場面で様々なご支援をいただいたことと思います。おかげさまで大きな事故、事件等もなく夏休みを終えることができました。
 前期終業式まで約6週間となります。夏休み前と同じように、新型コロナウイルス感染防止と熱中症対策を行いながら、一人一人が学習や生活に前向きに取り組むことができるよう、指導・支援をしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 7月21日に校内で行った研究会の際、元小出小教員の鴨志田先生から民俗資料室にある鉄片についての話を聞きました。戦争中のこと。小出小学校の校庭(当時はまだ今の校庭はなかったので、現在の前庭のところだと思います。)で地域の人や子どもたちが何かの集まりをやっていたところに米軍機が来て、機銃掃射をしてきたそうです。大きな被害はなかったそうですが、学校のすぐそばにある二本松の鉄塔に弾丸があたったとのことでした。戦後数年たち、その鉄塔が新しく作りかえられた際、弾丸の跡が残る古い鉄塔の鉄片を地域の方がもらいうけ、それを学校に寄付してくれたとのことでした。
 また、この日は、小出地区の戦死者が刻まれている皆楽荘の英霊碑も見学し、午後の授業づくりの話題にしました。当時の小出地区の人口を考えると、戦争がいかに身近にあったのか、ということを改めて感じました。
 今年の夏も、戦後77年ということで、戦争や平和に関して様々なことが話題になりました。特に今は、国際的に厳しい情勢が続き、平和を保つことのあまりの難しさを前に途方に暮れてしまいそうになります。しかし、身近にある資料を活用し、子どもたちが平和の大切さを実感できる授業を作り続けていくことが、子どもたちが戦争についての考えを深め、平和な世界の実現に少しでも近づける力をつけるための地道だけどとても大切な取り組みなのだろうと思います。

 7月27日に茅ヶ崎市教育センター主催の「響きあい教育シンポジウム」がありました。東京大学大学院教授の遠藤利彦氏と日本女子大学カウンセリングセンター専任研究員の北島歩美氏、そして、竹内清茅ヶ崎市教育長の3人の講演と鼎談(ていだん)でした。
 そこで聞いた話のいくつかを載せたいと思います。


 「ヒトは社会的に善なる人・仁なる人に初期設定されています。子どもたちは怖さや不安を感じた時、身近な誰かにくっつくなどして安心感にひたること(アタッチメント)という当たり前のことの中で、自然に『善なる心』『仁なる心』は発達していきます。しかし、アタッチメントを適切に受けられないと、『善なる心』『仁なる心』が育たず、よくない心が出てきてしまいます」
 「子どもたちは、自分の心の状態は、自分ではわかりません。『痛かったね』『何、プンプンしているの』『さみしかったね』『くやしいよね』など大人が代弁することで自分の心の状態に言葉をあてはめ、自分の心の状態の理解能力を高めることができます。そして、不安定な時、『やばいな』『辛いな』と自分で言葉をあてはめて対処することで、たくましくしなやかに不安定さを乗り越えていくことができます。また、他の子にも『〇〇ちゃんさびしそう』『助けなくちゃ』という気持ちを持つようにもなれます。逆に、自分の心の状態がわからないと(うまく言葉をあてはめられないと)、その子は爆発するようになってしまいます、」