校長先生の部屋
更新日 令和4年8月23日
校長室から
阿部知宏
4月1日付で茅ケ崎小学校から異動してきました校長の阿部知宏と申します。中学校現場は11年ぶりとなります。簡単ではありますが、自己紹介をさせていただきます。
私の教師人生は、1987年(昭和62年)に茅ケ崎市立松浪中学校で始まりました。教科は社会科です。その後、円蔵中学校、松浪中学校、そして第一中学校を経験し、更に県と市の教育委員会を経て、2年前、9年ぶりに現場に復帰しました。その時赴任したのが小学校で、私にとっては初めての経験となりました。そして、今、ここ鶴嶺中学校に籍を置いくことになりました。途中、大学院に2年間、赤十字への1年間の長期研修も経験させていただき、学校教育を客観的に見つめる機会にも恵まれました。
ここ2年間は小学生との時間でしたので、中学生とどのように接すれば良いのか(良かったのか)、少し不安もありますが、生徒たちと早くお会いして気持ちの良い挨拶をかわしたいと思います。
ところで、子どもたちと接する中で、私自身が常に意識していることは、子どもたちの尊厳を大切にしたいとの思いです。子どもたちの尊厳を守るための第1歩は、子どもも大人も人として対等(平等)であるという考えに立つことだと思います。これは、当然のことなのですが、振り返ってみると若いころの私は、教科内容を教え時に生活習慣や態度を支援・指導する立場である(あった)ことから、いつの間にか、上からの目線で子どもたちと接してしまったことがあった様に思います。このことは、教員の立場だけではなく、子どもと接する機会のある多くの大人の間にも見られることなのではないでしょうか?
大人と子どもの違いは、生きてきた時間の長さのみであるとの認識に立ち、その上で、その時間の差による経験や手に入れた知恵等を、子どもたちの心情に配慮しながら丁寧に伝える姿勢を大切にしなければなりません。そして、忘れてはならないことは、大人からの思いをどのように受け止め考えるかは、子どもたちに委ねられているということです。ですから、日頃からの人間関係がとても大切になるのです。
この様な考え方に基づき、子どもたち一人ひとりの存在の大きさとありがたさを常に意識し、今後の鶴嶺中学校の教育活動を進めていきたいと思います。生徒並びに保護者の皆様、そして地域の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
茅ヶ崎市公立学校教育目標
- 心もからだもすこやかな人になる。
- ゆたかで高い知性と品位をもった人になる。
- はたらく喜びを持ち、すすんで社会の発展に役立つ人になる。
- 心正しく明るい社会をきずく人になる。
- 郷土を愛し、その発展につとめる人になる。
学校教育目標
『優しさと勇気に満ちた 鶴嶺の郷の子』
学校経営方針
今年度の重点目標
『インクルーシブ 教育』の視点に立った教育活動を具体的に進める
~認め合い(愛)、支え合い(愛)、高め合い(愛)できる支持的集団を目指して~
- 『インクルーシブ 教育』の視点に立った教育活動を具体的に進める
(1) 幸せの実現を目指して、学び続ける意欲と確かな資質・能力を育てる教育の充実
(2) 認め合いながら、共に学んで、高めあう集団の育成
(3) 合理的配慮についての共有及び実践の推進
(4) 心がふれあい、安心して学べる教育環境の充実
(5) 地域との連携を図り、より開かれた教育活動の充実
- 校内研究
「社会とつながる学び~授業と社会をつなげ、生徒の自己肯定感を高める指導の工夫~」
- 校内研究の活性化を図るため、次のような取り組みを推進する。
(1)授業力向上をめざした授業改善のための工夫を実践するとともに、その具体的取り組みとして校内研究の推進に努める。
(2)主体的・対話的で深く学べる授業のあり方の研究を深めながら、生徒のやる気を引き出す質の高い授業を目指す。
(3)授業公開を行い、互いに学びあい共通理解を図りながら、研究推進委員会・研究全体会で研究を深める。
(4)学識経験者を講師として招聘し、講演をいただくとともに研究について助言していただく。(慶応義塾大学教授 藤本和久 氏)
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このページに関するお問い合わせ
鶴嶺中学校
〒253-0086 茅ヶ崎市浜之郷500番地
電話:0467-85-2247