校長先生の部屋
更新日 令和6年6月4日
校長のごあいさつ
茅ヶ崎市立鶴嶺小学校校長 日高 大司郎
今年度もよろしくお願いします。!!
3年目を迎えました。、引き続き校長を勤めさせていただきます、日高大司郎です。どうぞよろしくお願いします。
「おはようございます。」「よく来たねえ。」「来てくれてありがとう。」
朝、見守りに立った時、僕がするあいさつです。なるべく、1人ひとりの顔を見て、時折グータッチやじゃんけんを入れ込みながら、あいさつします。
それは、本当に子どもたちが登校してくれるだけでうれしいと感じているからです。子どもたちが、元気で登校してくれることが当たり前でないと考えているからです。そして、子どもたちに登校してもらうことを何よりも望んでいるからです。
学校は、子どもたちが来てくれなかったら、成り立ちません。学校という機能そのものを果たすこともかなわなくなります。とともに、学校という場が僕は好きですし、ごくごく単純に、子どもに会えないのは悲しくて、寂しいのです。コロナウイルス感染症で、休校になったとき、子どものいない学校は本当に嫌で悲しい空間でした。僕らの仕事は、子どもあっての仕事。子どもに生かされているのだとも感じました。
様々な事柄や思いを抱えて、子どもはたちは登校します。「なんだか気が向かないなあ。」「ちぇっ、お母さんに叱られちゃったよ。」「今日も、体育の授業があるなあ。下手だから嫌だよ。」「昨日、あいつとけんかしたからなあ。どんな顔しようか。」なんて。本当に様々な思いをもっているはずです。子どもたちも、生きていく大変さや難しさに向かい合いながら毎日を過ごしているのだと考えています。
そういった子どもたちをひとり残らず受け止めて、その存在を大切にしたい。あなたがいてくれてうれしいという気持ちを伝え続けたいと思っています。それと同時に、子どもたちにとって、色々なことはあるけれど、「学校に来ること」が楽しい。学校にいる時間が、1人ひとりにとってすてきな時間になることをめざしていきたいと考えています。
鶴嶺小学校を、そういった場所として、そういう時間が流れる空間として創造するために、何が必要で、何をすべきなのか。僕は自分の頭と手足を使い、そして、僕の学校の頼れるスタッフから知恵やアイデアをもらいながら、力を合わせて学校運営していきます。「つながり」を大切にしていく中で、「未来に向かって伸びる鶴嶺の子」を育てて参ります。
どうぞよろしくお願いいたします。
教 育 の 目 標《ミッション》
「未来に向かって伸びる鶴嶺の子」をミッションとして定めています。「ミッション」とは、自分たち鶴嶺小の教職員がなんのために存在しているのかという、自分たちの存在意義です。ですから、「未来に向かって伸びる鶴嶺の子」を育てるために鶴嶺小の職員は存在し、本校の教職員全員がこのミッションを遂行していきます。
では、それはどんな子どもでしょうか。本校では、残念ながらその具体が明確ではありませんでした。一昨年度は、このミッションについて、教職員がもっているイメージを問い、共有しました。そして昨年度は、イメージした子どもが「どのような力を身に付けていなければならないのか」を文科省が育成をめざす資質・能力として示している3つの柱、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「学びに向かう力・人間性等」に整理しました。
知識・技能 | 思考力・判断力・表現力 | 学びに向かう力・人間性等 |
---|---|---|
自己及び他者を理解する力 自己評価できる力 多様性を受容する力 共感する力 チームワーク力 コミュニケーション力 自律する力 |
自己を表現する力 多様な考えを比較対照する力 自己選択・自己決定できる力 未来を想像したり、考えたり する力 課題発見・課題分析する力
|
粘り強く取り組む力 前向きに考える力 思いやる力 よりよい生き方・より良い社会 を求める力 自尊感情 主体的に行動できる力 |
今年度は、このつけるべき資質・能力の内、どこに焦点化していくかを職員と話し、ビジョンの具体として共有しています。
学 校 教 育 目 標《ビジョン》
学校教育目標が、ビジョンということになります。上位目標のミッションの姿に子どもたちを育てるために、自分たちは今「何をするのか」という部分です。自分たちの活動を積み重ねた先にめざすべきありたい姿のことです。2つの児童の姿として表されています。
ひとつ目は 自分で考え学ぶ「かしこい子」です。ふたつ目は 仲間とふれあう「やさしい子」です。しかし、この提示では、めざすには曖昧すぎて難しいと考えます。昨年度、学年それぞれから、身に付けるべき資質・能力の中から、鶴嶺小では、どの力を育てたらよいのかについて、意見を求めました。すると、教職員の考えには、重なる部分が多かったのです。数年間は、継続して育むべき力として提示したいと考えます。
「かしこい子」 → 自分を知り、表現する力の育成 「やさしい子」 → 多様な考えを受容する力の育成 |
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焦点化すべきことを共有し、各学年・各学級でこの力を養うために何をしていくのかということを、必ず具体に落とし実践していきます。ミッションから下ろしてきているので、このビジョンをめざして教育活動していけば、ミッションにつながっていくことになります。
学校教育目標の実現に向かって
バリューとは、本校が何を大切にして、教職員がどう行動するのかという、目標を現実にするための共通の価値観や行動指針です。上記の2点を意識して教育実践をしていくことで、目標の実現に向かいたいと考えます。
【「エビデンス」を明確にし、教育活動を行う】
そのままだと「根拠」ということになるでしょうか。子どもにある力をつけたいと考えた時、ただ願っていればその力がつくわけではありません。その力をつけるためには、どのような取り組みが必要なのか、具体的な活動としてどのようなことを積み上げれば達成できるのか、そのためにどのような取り組みを続ける必要があるのか。このように職員が取り組む教育活動に、それを行う訳と具体的な手立てをしっかりもつということを徹底していきます。
【「つながり」を意識して、大切にする】
「つながり」について少しお話しましょう。学級として必要なつながりは、いくつもあります。一番最初に必要なつながりは、先生と子どもたちとのつながりです。ここのつながりをきちんとつなぐためにどうするのか。教職員は、まずここを考え実践していきます。次に、少しずつ子ども同士のつながりが太くなっていくよう、授業場面等でどのようにアプローチしていくのか、よりよくつなげるために何をしたらよいのかを思考して、仕掛けていきます。同じように、教材と子どもをつなげるには。保護者の皆さんとつながるには。地域の方々とのつながりは。保護者の皆さん同士をもっとつなげるには等、「つながり」ということを意識化して、取り組みを行います。
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鶴嶺小学校
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