校長先生の部屋 (茅ヶ崎市立松林中学校)
更新日 平成24年5月11日
校長のあいさつ
希望を胸に、勇気を持って新しい一歩を踏みだそう
校長 神 原 聡
新1年生196名を迎え、全校生徒614名(16学級)で、新たな年度がスタートしました。
三年生は最高学年と呼ばれ、二年生は先輩と呼ばれる学年となり、それぞれ本校における役割と責任が重くなりました。そして何もかもが真新しい一年生は、中学校という未知の世界に心地よい緊張感と共に、新たな一歩を踏み出しました。
昨年の今頃だったと思います、東日本大震災から1ヶ月後、津波にのみ込まれた岩手県陸前高田市の自宅跡で、亡き母らのために祈りを込めてトランペットを吹いていた少女を新聞が伝えました。その少女は、今春、看護師を目指して医科大学に進むという記事を再び読みました。命を救う仕事につきたいという夢に向かって、かつて母と訪ねたキャンパスでその一歩を踏み出します。「つらい経験は無駄にはしないで、どんな患者にも寄り添える看護師になる」と決意を語っています。震災から1年、被災地にも旅立ちの春が訪れました。
先月、終了式の折に、「多くの命が失われた大震災があった今年ほど、命の重さや尊さを考えた年はなかった」というお話をしました。失う命からその重さを知ることはもちろんですが、生きていることから命の尊さを感じることはもっと大事なことだと思います。命を授けられ、今、元気にここにいることをお互い素直に喜び合いたいと思います。
始業式は文字どおり始まりの時です。始まりは原点に立ち返る時でもあります。誰もがこれまで、いろいろなものを見たり、感じたりしてきました。嬉しかったこと、悲しかったこと、人に傷つけられたこと、逆に傷つけてしまったこと、いじめられたこと、いじめたこと、等々、たくさんあったと思います。中には、思い出したくないこともあるかもしれませんが、今までの経験や思い出を大切にすることも大事です。過ぎ去ったことを思うことは、新たな出発には必要なことです。過去の事実はもちろん変えられませんが、これまでの過ちを新たな気持ちで変えていくという意志を持つことは、これからを変えていく大きな力になるはずです。ほろ苦い思い出こそ、新しく自分をつくる力になるものです。新らたな年が始まる今が変身する絶好のチャンスです。
あなたが生まれたその日、あなたの命の輝きは両親をはじめ、周囲を喜びと幸せで包みました。その日が大切な日であることをもう一度思い出し、命の尊さを深く重く感じ合いましょう。大震災の絶望の淵で、人々の消えそうな命の灯が、あらん限りの魂の力を振り絞って教えてくれたものは何だったのでしょうか。それは、傷つけ合うことや憎しみ合うことはもうやめよう、人は思いやり、助け合うことが、絶望の淵から立ち上がり、未来への希望をつなぐことだ、ということだったと私は思います。
素直に静かに、当たり前の日常があることの幸せをかみしめ、そこに価値を見つけ出しましょう。人生は3万日しかありません。本気で少し高い目標に向かって挑戦する一年にしましょう。3年生にとって、やるべきことがはっきりしていて、先送りできない今年は、いつになく時間が過ぎるのを早く感じるかと思います。だから一日一日を大事にしましょう。私たち教職員はみなさんの大事な日々の手助けになりたいと思っています。一緒に新しい時間を歩き、松林中学校の歴史に、誇りある一ページを加えましょう。
学校教育目標
- たくましいからだと豊かな心をもとう(健康)
- 夢をもち、自分の学びを創造しよう(知性)
- 自分らしさを磨き、人を思いやる気持ちをもとう(感性)
- 主体的に判断し、未来を拓く力をもとう(自立)
- 地域の中で育ち、すすんで社会に貢献しよう(共生)
学校経営方針
○ つなぐ
・人やものごととのかかわりを丁寧に築き上げる。
・様々な教育活動を通じて、生徒一人ひとりが、人に愛され、人に誉められ、人の役に立ち、
人に必要とされていることを実感する経験を積み重ね、自尊感情を高める。
○ 自律から自立へ
・基本的な生活習慣、学習規律を確立し、主体的に学ぶ意欲と能力を育む。
・一人前の大人として社会に参加し貢献できる力を育てる。
・自律意識と人権感覚を磨き、安心できる人間関係を築く。
○ 自ら考える力を育てる
・基礎・基本の定着を図り、自ら学び考える力を育て、確かな学力を育む。
・朝の読書活動を毎日実施し、1日を落ち着いた環境で開始し、深く考える姿勢を育む。
○ 教職員の基本的姿勢
・あいさつの励行、ていねい対応、迅速実行を常に心がける。
お問い合わせ
松林中学校
〒253-0018 茅ヶ崎市室田三丁目1番1号
電話:0467-52-5147
